スーパーマリオブラザーズ3 Pダッシュ仕様について(その4)
スーパーマリオブラザーズ3の謎が深いPダッシュの仕様について述べていきます。
最後その4では1フレームジャンプによるP維持について書きます。
1-5の図の場所でP維持した経験がある人はいるかもしれません。
上り坂なので16フレームカウンターが動き、ジャンプ中にカウンターは0になり、
図の下の平地の着地で速度は明らかに39以下なのでP維持できるわけがありません。
このP維持の理由は1フレームジャンプにあります。
実は、着地した瞬間にジャンプが成功すると
マリオは着地せず空中に居続けているという判定になります。
そのタイミングは1フレームになります。
この図の場合、空中に居続けるということは、16フレームカウンターが0になっても
P判定が先延ばしのままになるので、Pが継続されるわけです。
これが分かれば、どんなに狭く壁にぶつかるところであっても
1フレームジャンプの連続で
Pが空中で続く256フレームという長い間Pが継続できます(人間技ではない)。
例えば、1-5の場合、1フレームジャンプを狙いたくなりますが
タイミングが1フレーム速いとジャンプが出ず、
修正できずそのまま壁に激突も考えられるので
安定を取ったほうがいいのか難しいところです。
唯一、絶対に狙うべきなのが3-2です
例題 3-2
3-2をP維持のまま、土管にダイレクトで入る場合を考えます。
土管から出た後、地面に着地してから16フレームカウンターが動き出します。
この16フレームという短い猶予では、土管が邪魔して
残念ながらPを維持したまま右に抜け出すことができません
ところが、先ほどの1フレームジャンプをすることで、その猶予時間が増えます。
具体的には、
土管から出た後1フレームジャンプをする
1フレームジャンプ着地後、16フレームカウンターが動くので
16以内で少し右に走って、そこからジャンプをする
これで土管に突っかかることなく、P維持のまま、右に抜け出すことができます。
ここではジャンプが出せなくても、ただP維持ができないだけなので
ほぼリスクはないため狙うべきです。
(11/3 追記)
3-2、1フレームジャンプは難しいのでわざと狙わないのもあるかと。
土管に入る時、空中で入らず走って入る(まずこれが難しいが・・・)
土管から出た後、最速でPを溜めなおせると、
1フレームジャンプと比べ1フレーム程度しか遅くない。
むしろ空中で土管に入るためジャンプを高くするならその分遅れるから
こちらの方が結果速くなりやすいかも。
以上でPダッシュ仕様についての話は終わりです。
見てくださった方ありがとうございました。